雑感

現代人の眼力低下こそが、詐欺社会の存在を許す

STAP細胞も、IPS細胞も原点は同じであるが、抽象度を上げることができない現代人には、問題の本質をとらえることができません。

医学というロジックの上では、デタラメやインチキがまかり通っている現実世界では、真実にたどり着くことができないのです。

もし、たどり着いた人間が現れたらどうなるでしょう?
トンデモ科学者のレッテルを張られて学会追放くらいになるでしょう。
ブラックジャックのように排除されてしまうのです。

日本人、とくに、利権に巣食う魔物たちは、前提をぶち壊す議論が大嫌いです。
例えば、医学書の一ページ目から間違っているとしたら・・・。

もし、真実の発見を認めてしまったら、これまでの医学が全否定されるからです。
デタラメやインチキが革命的にバレるのです。

そうなれば、愚民たちは医者や製薬会社、そして、赤十字に対して魔女狩り裁判のごとく狂気に振る舞うことは想像に難しくありません。

病院の襲撃やテロも避けられないでしょう。

しかし、民という存在が、賢者になる日がくることはないので、医者も製薬会社もしばらく安泰でしょう。

民という字は、眼をつぶされた奴隷のようなものです。
そして、権威を妄信する。
大企業のだましのビジネスや、政府のだましは、壮大であればあるほど、有効性を増すのです。

映画マトリックスというのは、ある意味、この愚かな世界をうまく比喩して描いているともいえます。そういう一面もあるので、あの映画は、宗教映画とも言われています。

現代人の眼力、つまり、真実を見る力、それは、国語力ともいえます。
テキスト、テクスト、コンテクストいろいろ言い方はありますが、文脈をとらえる力というのが、低下しているからこそ、真実を読み取ることができずに、すぐに騙されるのです。

空気に流されるというのも、この論理的思考、合理性が欠けているのも、言葉の力、つまりは、語彙の低下が顕著なのかもしれません。

そういう意味でも、現代人に必要なのは、人文科学、社会科学の領域なのかもしれません。これらの領域を脳内に拡張するように、時間をかけて投資活動をしていけば、人間としての人間力を高めることができるのではないでしょうか?

金儲けに駆り立てられるのは、そういう仕組みがあるから仕方がないのかもしれませんが、学問の力で、思考をコントロールする力をつければ、そのような鉄の檻から、自分自身を開放できるのかもしれませんね。

それには、現代思想を理解することが大切な気がしています。

現代人に最も必要なことは、先人の知恵から学ぶこと。簡単に言うと、優れた良書を読むことなのかもしれません。

そして、漫画家も絵を描くことだけにフォーカスるのではなく、ストーリーやキャラクターの深みを表現するためにも、多くの言葉と知識を獲得しなければなりません。

さあ、共に勉強しましょう。共感されたならば、メルマガに登録してくださいね。

Saitoon