雑感

ダイエットのリバウンドはなぜ起こるのか?

現代栄養学では、原則デブります。
そして、よほど恵まれた体質でないかぎり、ガン、心臓疾患、脳血管疾患、で死亡します。

その理由は、糖質過多であるためです。しかもGI値が高い傾向にあります。
カロリー神話はすでに崩壊しています。
人体は、カロリーを必要としているのではなく、栄養素を必要としています。

しかも、消化吸収プロセスをジャンプした精製素材ではなく、自然食材でなければ、人体に害を及ぼします。

さて、糖質制限していれば体重はコントロールできますが、一般的な現代食に戻れば、デブへとベクトルが傾きます。つまり、一般的な現代食は、誤った食事です。誤っているからデブるのです。それを「リバウンド」と表現するのは、適切とは思えません。

正しいことをして、負の効果があるなら「リバウンド」と表現しても良いかもしれませんが、誤ったことをして、負の効果がでるのは、当然です。そもそも、NGな行為の中の目くそ鼻くそ表現ですので、あまり論じても意味がありません。

そもそも「ダイエット」というのは食習慣であり、良い食習慣は体重をコントロールできますが、悪しき食習慣は病的な体重を維持します。一時的に、良い食習慣にしてベスト体重になっても、悪しき習慣である現代食に戻せば、デブになるのです。しかも、勢いがついてよりデブ化するようです。

リバウンドする人は、こういう理屈を全く理解していないか、理解することを拒否しているにすぎません。食べるべきものをコントロールできない時点でそれは「人間」ではなく、「家畜」と変わらないのかもしれません。

現代は、資本主義の精神から利益至上主義へと移行し、人間が幸福に生きることよりも、利益さえ出れば、慢性的な中毒に追い込み、利益をむさぼることも躊躇しない方向に突き進んでいるようにも見えます。

NG食材とOK食材の市場比率は9996:4です。これが、1:1にならない限り、肥満もガンも国民病の地位を維持するでしょう。論理的に考えるならば、食べ物にも6W4Hで常に考えて、何をどうやって、どのくらい、どんな理由で食べることを意識しなければなりません。

Saitoon