創作・オルゼフィリアの世界

創世記②-設定資料-00-02-2023.11.05

ラフム・シャ・ズィカリ(オル・ゼフィリア)創世記-02

第二章:第一世代 人型生命体の誕生

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20億年前、創造者たちは、人型生命体が生活する為の都市を生成した。

この都市は、高次元レプリケーターから生み出された3次元レプリケーター型ドローンが、創造者たちの意図したように生成され、量子波動技術を駆使して作られている。

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創造者たちは、高度なバイオテクノロジーと量子波動技術、および、魂との転生、受肉するDNA構造を有する最初の人型生命体を、設計し、バイオレプリケーターで実体化させた。

これが、第一世代人型生命体であり、男は、ラハム、そして、女はニンティーと名付けられた。

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ラハムとニンティーを支援する為、様々な生命体が創造され、空を飛ぶ生き物、海で生活する生き物、地上で生活する生き物など、多くの種類が実験的に存在することになった。

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天蓋により、外世界とは独立した世界であったが、次元航行船が、この世界に迷い込んだ。

高度な宇宙文明を持つ、蛇族の一団だった。その中の一人が、ニンティーを強制的に妻とし、妊娠させた。ニンティーは、蛇族と第一世代人型生命体のハーフが生まれた。ラハムは、蛇族に捉えられたが、創造者たちに、逃亡を指示・誘導され、ミン・トゥーレの地に逃げ延びた。

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ラハムは、ニンティーが奪われたことに怒り絶望した。創造者たちは、状況を整理し、解決策を提示するまで、ラハムに精神修行を指導し、実践させた。

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創造者たちが、作った都市デ・トゥーレは、高度な超科学文明とよべる完成度ではあった。それゆえに、快適に生活はできるものの、ラハムやニンティーに侵略者たちを退ける知識や経験が不足していた。それを反省し、ミン・トゥーレを超精神文明の生活圏と定め、人型生命体の能力を最大限高めるように再設計し、量子波動技術を転用し、人体のDNAに刻まれた、12本鎖DNAから生み出される能力=魂をエネルギーとして、超弦理論のヒモに干渉する能力を開花させた。この力は、のちに魔法理論、そして、魔法理論を応用した魔術と呼ばれるようになった。

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創造者たちは、外世界からの侵略は、起こりえることを学習し、対策として、ギラライト山脈に6つの塔と、大陸南方の大森林に、6つの塔を中央でコントロールする司令塔を設置することで、外界との次元結界を展開し、次元航行船が侵入できないように対策した。

次元結界は、司令塔を含め、7つの塔が稼働している状態で、有効となる。

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蛇族は、当初作成された支援生命体のデ・トゥーレのコントロールセンターを掌握していて、モンスター化した生命体は、魔物の軍勢と呼べるほどの勢力になっていた。

ラハム一人で、蛇族からニンティーを奪還するのは、困難であることを把握している創造者たちは、世界秩序が邪悪な勢力によって、掌握された場合に、対策可能な手段を残すべきだと考え、世界の安全装置として、「精霊」という力を配置した。この精霊は、高度な知性は持たないが、特定の自然現象をコントロールする災害級の力を持ち、使命が発生し、発動条件を満たせば、その意志を持つ人型生命体と契約し、世界の秩序をリセットする為の手段となる。普段は、自然現象を装って、世界の調整を行う。精霊の力を精霊魔法と呼ぶこともある。