創作・オルゼフィリアの世界

創世記③-設定資料-00-03-2023.11.05

ラフム・シャ・ズィカリ(オル・ゼフィリア)創世記-03

第三章:ラハムと蛇族

3-1

創造者たちは、ラハムに、試練を与えた。それは、光、火、水、風、土、闇の6つの精霊を大陸から見つけ出し、契約条件を満たし、契約すること。そして、その力をもって、ニンティーを救い出すこと。ラハムはこれらの試練をこなし、蛇族のいるデ・トゥーレを目指した。(詳細は別途「ラハムの冒険記」に記載予定)

3-2

ラハムは、精霊と契約し、蛇族の軍勢を無効化した。ラハムは蛇族に、ニンティーの返還と、この世界からの退去を要請したが、蛇族はそれを受け入れず、全面戦争となった。戦いの終盤、敗北を悟った蛇族は、蛇族が持ち込んでいた戦略級核兵器により、大陸を分断するほどの大破壊を行い、次元航行船で逃亡した。その際、超科学文明都市デ・トゥーレは消滅した。

創造者たちの調査により、蛇族の目的が判明した。この世界に存在する素材としての金(ゴールド)を求めていたこと。その素材は、飲み続けることで、永遠の命を実現する「不老の霊薬」を作るために必要だったことが判明した。製造を手伝わされた子たちによれば、金自体はありふれた金であるが、生命の水を特殊な技術で合成することで、不老を実現するようだ。事件の総括として、ラハムとニンティーにその事実が伝えられた。ニンティーのハーフの子孫たちは、100名程度がラハムに保護され、奴隷労働者として扱われていたことを子孫たちから聞かされた。ラハムは、自分の血のつながっていない子供たちの義父となった。その苦悩を知るものは、ラハム本人だけである。そして、この子孫たちが、後世の世代の火種となることを、創造者たちは、未来視計算で可能性を認識していたが、ラハムたちには、言えなかった。

3-3

ラハムとニンティーは、精霊の力で、ズレた次元に周波数を変えて、事前に退避した為に、大破壊の影響を受けずに、危機を脱した。危機は脱したが、再び、蛇族が戻ってこられないように、創造者たちは、ラハムに指示を出し、7つの塔を作動させ、次元結界を張って、完全に外世界との次元航行を封鎖した。

3-4

大陸は複数に分断され、創造者たちは悲しんだ。これは、もう、ラフム・シャ・ズィカリではなくなった。と。世界は汚染され、しばらくは、人型生命体が生存するには困難な状態となった。ラハムとニンティーは、ズレた次元に退避させた精神文明都市ミン・トゥーレで、世界の汚染が浄化されるまで生活圏を移した。半霊体で肉体を持つ生命体となる能力を開花させ、寿命を半無限状態にして、17億年の時を待った。