創作・オルゼフィリアの世界

創世記⑤-設定資料-00-05-2023.11.05

ラフム・シャ・ズィカリ(オル・ゼフィリア)創世記-05

第五章:第一世代人型種族の分断

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約26000年前、エリダニア大陸中央を「聖地ラフム」定め、彼らの子孫たちが定住していたが、地上モンスターの襲撃を受け、西へと民族大移動していく。その途中、砂漠があり、そのオアシス周辺に滞在した。その砂漠には、「ルガル・ノーダス」の波動は検知できたが、周波数を合わせることができず、侵入はできなかった。どちらにしても、ルガル・ノーダスが存在することで、この砂漠を「クル砂漠」と呼んだ。過去の文献に、ルガル・ノーダスは、クルの地に設置されたと、記録があったためである。

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クル砂漠とクル山脈を越えると、自然にできたダンジョンが発見された。子孫の一人が、マヘシュ迷宮と名付けた。しばらくは、迷宮でモンスターを糧とし、なんとか生き永らえたが、不満が貯まり、ふとしたきっかけで、第一世代人型純血の子孫(以降、ラフム派)と、第一世代人型と蛇族のハーフ(以降、ニンティー派)で、争いが生じ、大量の犠牲者が出た。反省を込めて、大規模な墓地を作り、その地は、マヘシュ大墳墓と名付けられた。のちに、この事件を「マヘシュの分断」と呼ばれている。

その後、ラフム派とニンティー派の子孫たちは、たもとを分かち、移住の地を求めて、ラフム派の子孫たちは、エリダニア大陸北西の地「ラハムガンド」へ移住し、ニンティー派の子孫たちは、ラハムガンドの南方「ニンティシュタット」に移住した。陸路は、マヘシュ大墳墓を経由することで、移動可能だが、マヘシュ大墳墓に、アンデットモンスターが出没するようになってからは、お互い、関わることが無くなった。

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ラハムガンドの町では、ラハム信仰のラハム教が宗教化し、教団が立ち上がった。ニンティシュタットの町では、ニンティー信仰のニンティー教が宗教化し、同様に、教団が立ち上がった。また、中立派は、両方を受け入れて、共存を目指した、かつての世界名称である「ラフム」の名を使用し、ラフム教を宗教化し、教団を立ち上げ、3つの宗教が誕生した。熱狂的な信仰者の中には、聖地ラハムへ行き、聖地にある来訪者の証をもって、町に、帰還することが、司教に出世する条件となっているが、マヘシュ大墳墓、クル山脈、クル砂漠を超えて、さらにラフム山脈を越えた上に、往復となると、ある意味大冒険となり、難易度は高い。理由は、途中で物資を補給するポイントがない為である。現地調達では生存が難しい。