学問

寄生獣に登場する浦上の能力

寄生獣に登場する浦上の能力は、人間とパラサイトを見分ける能力があります。
これはすごい能力と思うか、本来の人間なら持ち合わせている能力だと思うかは考え方の違いですが、
似たような事象が身近にあります。

それは、レシピと原材料を見れば、本当の食べ物か偽物の食べ物か見分ける能力です。

この能力を駆使すれば、自分の健康状態(病気)のコントロールが可能になり、
寿命を延ばすことができます。

これは、洗脳されていない人が、正しい知識を獲得することで可能となるスキルです。

しかし、残念ながら、多くの現代人は、権威に洗脳されているため、
正しい知識を、重要な情報と認識できずに、偽物の食べ物を食べ続けることになります。
論理的思考よりも、権威と感情を優先したり、考えたりする知的労働を回避するからかもしれませんが・・・。

そして、病気が発病し、無限の対症療法のもとに人生半ばで命を落とします。

長生きする人と病気で命を落とす人(早死にする人)の違いは、
こういった知識を身につける環境と習慣を持てたかどうかです。

この環境と習慣は、歴史や伝統の連続性で決まってきます。
そして、歴史や伝統の連続性は宗教の色を強く持ちます。

戦後の日本国民は、GHQにより、この歴史や伝統の連続性を絶たれ、宗教の意味を別の意味に変換させられて、
思想を持たない奴隷になっていきました。

レヴィ=ストロースの言葉を引用し、「栽培種化されたり、家畜化された思考」と表現してもあながち間違いとは言えないのではないでしょうか?

Saitoon