漫画という手段を用いて、読者の人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
では、ゲームクリエイターの仕事は?
ゲームという手段を用いて、ユーザーの人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
では、水商売とは?
疑似恋愛という手段を用いて、カモの人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
では、飲食店の場合は?
美食という手段を用いて、顧客の人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
コンサルタントの場合は?
コンサルティングという手段を用いて、顧客の人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
抽象度を上げると、現代ビジネスにおける仕事(労働)の定義は大体同じように表現できます。
「○○」の手段を用いて、「顧客」の人生に入り込み、ハッピーにさせて、中毒にさせて、お金を頂く。
そして、最初にその仕組みを作った人、仕組みを拡大した人が大きな利益を得るということになるようです。これを創業者とか経営者と言います。
その中核を経営陣、それに手足となって業務を回すのが従業員です。
さて、ビジネスノウハウというのは、「○○」の手段を「どうやって」多くの顧客をハッピーにできるかということになります。これは、社会環境やタイミングを無視することはできません。その時流を読む力、つまり頭脳こそが最大の資産なのかもしれません。
そういう意味では、一流漫画家の頭脳は並でないことに気がつくと思います。
漫画家の資質は、頭脳であり、そこに蓄積された知識と、その運用能力ということになります。
普通の思考回路ではNGで、異常なぐらいがちょうど良いかもしれません。
Saitoon