漫画

設定とプロット③

プロットを大雑把に書くと歴史の年表みたいになります。
その後に、どの部分から読者に見せたら面白いか考えてみたいと思います。

もし、最初から黙々と漫画化してみたらどうでしょうか?
一体これは、何なのか?面白そうかどうか判断する前に「もういいや」となってしまいます。

せっかくの超大作が3ページで放り投げられる可能性があります。

なので、良くあるパターンを参考に考えてみましょう。
①最初からクライマックスで、世界観を表現し、敗北したところからスタートする。
②最初からクライマックスで、世界観を表現し、回想シーンとして過去からスタートする。
③事故などで記憶を失った主人公が、記憶を取り戻すところからスタートする。
④派手なアクションや壮大な映像を見せて驚かせ、世界の謎を解き明かすところからスタートする。

とりあえず、世界の流れ>社会の流れ>主人公の思考 この順番でプロットを書いていくと、書きやすいかもしれません。

ビジネスの文書は6W4Hだと言われますが、漫画の場合も同じように、
・どこで=世界観
・なんで=主人公が冒険する理由
・誰が=主人公の設定
・誰と=その他キャラクターの設定
・いつ=時代、年代
・何を=テーマ、主人公の仕事、ミッション

・どうやって=手段
・どのくらい=時間
・どのくらい=量
・いくらで=報酬

という要素が必要なのではないかと思います。
ちょっと前に「テーマとは作品を一言二言で表現したもの」とは言いましたが、もっと詳しくテーマを表現するなら漫画作品を「6w4h」で表現したものが「テーマ詳細」とも言えるかもしれません。

全体プロットを「歴史」です。
1話毎には、その歴史をたどる為の「テーマ詳細」をつなぎ合わせてゴールまでのプロットをつなげることで、とりあえずプロットが出来上がります。

その後は、読者に見せる順番を再構成し、ネームの作成に入ればよいのではと思います。まあ、人それぞれですので参考までに・・・。

Saitoon