学問

唯物史観ってややこしい

★ぱっと出てきて、説明に困るので、まとめておきます。

ちょっと検索してみると、唯物論的歴史観らしいので、
じゃあ、唯物論って何ぞや。ということになりますね。

==
物質を意識に対して根源的であるとし,感覚,知覚,表象など一般に人間の意識を客観的存在の反映としてみる物質一元論的世界観。

==

★はい。さっぱりわかりませんね。そういう場合は、比較して考えてみます。

要素 唯物論 観念論
立場について 物質を第一次的、根本的な実在と考え、心とか精神を副次的、派生的なものとみなす哲学説をさすが、精神をただちに物質とするもの、物質(脳)の状態、属性、機能とするものなど、さまざまな立場を含んでいる。 理論的にせよ実践的にせよ、観念あるいは観念的なものを実在的あるいは物質的なものに優先するとみなす立場
つまり 物質を根本的実在とし,精神や意識をも物質に還元してとらえる考え。 現実に基づかず、頭の中だけで作り出した考え。
つまり 存在するものはすべて物質的であるという立場 精神ないし精神的なものを原理または実在とする立場

じゃあ、唯物論的歴史観って何なんだということで、また調べてみると、

==

マルクス主義の歴史観。歴史の発展の原動力は、社会的生産における物質的生産力とそれに照応する生産関係とからなる社会の経済的構造にあるとする立場。その上に政治・法律・宗教・哲学・芸術などの制度や社会的意識形態が上部構造として形成され、やがてその生産関係は生産力の発展にとって桎梏(しっこく)(束縛するもの)となり、新しい、より高度の生産関係に変わるとされる。

==

★つまり、どいう言うことかというと、次のような社会的な変化をたどるらしいです。

原始共産制 → 古代奴隷制社会 → 中世封建制社会 → 資本主義社会 → 社会主義社会 → 共産主義社会(理想)