漫画家は食えないと言われる。
実績のある一流のプロも、「やめておけ」という。
そのロジックを検証し、対策を考えてみる。
「漫画家は食えない」
このキーワードを発している人間は、多くいる。売れっ子漫画家でもこの台詞を吐くこともある。
確率論から見ても、過去に東大に入るより難しいことは分かる。
それは、少年ジャンプでショーをとって、連載だー!!という無理ゲーである。
そこで、別の方法で、私は本当に漫画家として食えないのか実験している。
ある意味、このブログは、体験記でもあるので、時系列で2~4年を追ったときに、本当に食えるようになったのか、食えないと見切りをつけて諦めたのかが分かることだろう。
現時点では、食えていないが、対策は失敗を繰り返しながら行っている。
別の言い方をすればPDCAを高速に回して、カイゼンしながら進んでいる。
今、食えないからと言って、アシスタントとして仕事をしようとも思わない。理由は、フルデジタルなので、アナログな漫画家とは合わない。
そもそも、作画技術があるわけでもない。所詮は凡人なのだからね。
なので、戦略を練ってマネタイズしていかないと、死亡する。
餓死か、精神疾患でそうなるのか、栄養バラスを欠いてガン、心臓病、脳血管疾患等で死ぬリスクあ常にある。
年収で言えば、日本の平均年収というか生活に必要な最低限度の収入を得る必要がある。そのために必要なのは、画力ではない。
よく、「漫画家になるには系」の書籍を見ると、70~80%はテクニック本である。肝心要の戦略に関する部分はほぼ無い気がする。
一般的には、編集社への持ち込みから始まる、一連の流れだとバカの一つ覚えのような戦略性が無いパターンが盲信されている。石の上にも三年というのは、正しい戦略の元に成立する考えで有り、それが崩壊した現代においては、とにかくスピードが求められる。
私は、先人の漫画家に直接聞いたり、彼らの書籍を読み、それを戦略に取り込み、マネタイズ戦略を立てている。
その一つが、英語である。日本語で作った漫画を英語化し、英語圏でも販売する。
現時点での読み放題サービスの閲覧数は、に保護と英語で五分五分である。1円でも多くのマネタイズをする必要がある。
そして、漫画家といえども、SEOやマーケティングを理解し、創作すべき漫画やコンテンツを効率よく制作し、商品や作品とリンクさせておく必要がある。
そこまで、一気通貫して考えておくことが、これからの漫画家に求められるのではないかと。
これからの漫画家は、多忙になるかもしれない。