連載

アラフォーから始める漫画家生活-001

アラフォーがこれから漫画家を目指す既存の漫画家と戦わない戦略で飯が食えるか?

私は、システムエンジニアを10数年、ITコンサルタントを3年程経験している。
しかも、おおむねフリーランスとしてである。

そして、空き時間も多く、その時間薄給で働くくらいならば、昔から望んでいた職業である漫画家を目指してみるのも一興かと思ったのだ。

もし、同じような状況にある人がいれば、参考にしていただければと思う。

既存のプロに勝つことは、不可能である。

既存のプロに勝つことは、不可能である。2度言わせてもらった。その理由は、ピケティの資本主義の理論がそのまま当てはまる。金持ちの資産が増えるスピード > 労働者の労働生産力 という図式がある。既存のプロの漫画は、資産であり、継続的に富を生み出す。例えるならば、これから漫画で鳥山明をライバルとして戦いを挑んでも、勝ち目はない。

既存の、しかも一流の漫画家の職業人としての、優位性(地位、経済性等)は追いつけない。(日本語圏では、、、)

なので、そういう輩とは戦わない戦略が必要である。
また、その既存漫画家もしくは、そのライン上にいる、既存漫画家と同じルートで戦っている漫画家候補とも戦ってはいけない。

理由は、大手出版社からのデビューという方式は、時代遅れであり、合理的ではない。編集者に依存するというシステムに乗っかるには、遅すぎるのである。

凡人漫画家が目指す道は、スタンドアロンで地味に戦える継続性を持った、漫画家である。
スタンドアロンで戦う漫画家の戦場は、日本ではない。世界だ。

それに必要なものは、Amazon KDPという戦場で戦うためのスキルである。紙ではなく電子である。我々凡人漫画家は、空中戦(電脳戦)をせいする必要がある。
ストーリー性、英語力、少々のPCスキルである。SNSは当然ながら駆使せざるを得ない。しかも、英語圏向けを意識しなければならない。

レッドオーシャンではない戦場。それが、英語圏なのである。たぶん。