漫画家になるといえば、絵の才能に長けた人が、編集者の門をたたき、賞を取り、アシスタントで修業し、連載デビューという流れが一般的であったかもしれない。
しかし、それは日本のこれまでの風習であり、世界に目を向けたときそうはならないことに気が付く。
日本の人口は、ザックリ1億人とすると、特定ジャンルの漫画を読む人は、10人に1人としても、1000万人の読者候補がいると想定しよう。
そのうちの0.1%で1万部である。
一冊当たりの印税が50円とするならば、50万円である。
さすがに飯は食えない。
世界の人口は、70億人とすると、10%でも、7億人の読者候補がいる。
0.1%で70万部である。
英語圏で絞ると、20億人とすると、10%の読者候補で、2億人いる。
0.1%でも20万部となる。
印税が1冊50円ならば、1000万円の収益である。
しかし、紙の物流は実現的ではない。電子書籍ならば、印税は2倍でも余裕である。
仮に2倍ならば、1冊100円となり、2000万円の収益となる。
税金が50%でも、1000万円残る。
Unlimitedなら1ページごとに収入が乗るので、追加収入もあるだろう。
単純に生存するだけなら年間250万円あれば可能である。
となると、世界で年間5万部売れれば良い。
ということで、英語は外せない。英語+Amazon Kindle+SNSマーケティングという要素を生かす時代になっているということに気が付かなければならない。