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漫画家を目指すなら「どうすべきか?」戦略を考える

漫画家を目指して、商業雑誌の賞に入賞して、編集が付いて、連載。雑誌連載漫画家になるというのは、かつての王道であった。

現在は、雑誌は減りつつあり、登る山自体が少ない。
じゃあ、どうするか?

まだ、答えは出ていないが、マルチスキルに道があると思っている。

漫画家は、映画に例えれば、原作者であり、脚本家であり、演出家であり、撮影者であり、編集者であり、絵描きでもある。

すでに、マルチスキルだが、全部を一人でやってもいいし、分業することも一般的になっている。

得意な人に任せて、利益を分配する方法もある。
とはいえ、ここまでは、映像化するというスキルである。

これからの時代は、コンテンツを生み出す力+映像化スキル がセットになると良いのではないかと思う。

漫画一本でやっていくと、「コンテンツを生み出す力」は、人生経験と等しく、金や時間を使って、普通の人の枠を超えることが必要になってくる。

なぜならば、普通の内容を映像化する価値は、希少性からみてもないと思っている。例外的に、未来の人は、普通の映像は歴史的な、リアルな価値を持つかもしれないが、それは、死後の話である。

リアルに生きている人の好奇心を満たすコンテンツ作りが必要になる。
だから、あえて、漫画家でない人が、漫画家に転職するということは、十分可能性を持っている。

で、漫画家をやろうとすると、困ることがある。

それは、金である。
漫画でマネタイズするまでは、金がどんどん減っていく。

この感覚は、まじめな性格の人ほど苦しむことになる。
だから、副業漫画家という方向性を検討したほうが良いと思う。

そして、スキルの話に戻るが、漫画家に最も不足しがちなスキルは、マーケティング・スキルである。

人を集め、金を使わせる能力と言ってもいい。

どんな大作を作り上げても、人々に知られなければ、無いものと同じである。
知ってもらった後は、人々に依存してもらうコンテンツを作り続けることだ。

次から次に読ませろ、俺を楽しませろ!という中毒状態にするような、コンテンツに仕上げる必要がある。

そして、狂信的な中毒信者までファンを育てれば、漫画コンテンツを作り続ければ飯は食えるだろう。

あとは、それを加速させるための金の使い方、生き金の使い方というスキルを磨く必要がある。

これは、多くの人が抵抗する。なぜならば、金に火をつけるようなものだからだ。それでも、それができる人は強い。

と同時に、SNSで拡散する力も、あるに越したことはないスキルだ。
これができると、インフルエンサーと呼ばれる。

ここまでくると、作れば売れる状態になる。

その状態にいるのが、ホリエモンだったりする。
彼らは、本を出せばすぐ売れる。すごく売れる。

例え、つまらなくても売れる。ファンによる色眼鏡で補正されるからだ。

で、これらのスキルというのは、社会でもまれて、話す、聞く、考える、実行するという能力が基本的に含まれている。

結局、漫画を描くにも、それ以外の仕事でも、人間として興味をもたれる存在になることが、共通的な総合スキルなのかもしれない。

そこに至るまでには、相当な自分磨きがあったはずである。
しかし、彼らは努力や忍耐という言葉が嫌いな人が多いので、そういう表現にはならないだろう。

好きでやっていることだからだ。

で、まとめると、
「漫画家を目指すならば」

・魅力的な人間になる。
・情報の拡散力を成長させる。
・漫画を描く。一人で描けなければ、チームで描く。
・効率的に売る。

さらに言えば、安定収入をキープしたまま、どん欲に実行すべきである。

金が無ければ漫画は描けないのだから。